教養

返報性の原理

ギブアンドテイクのイメージ画像

まずは、概念のご紹介。

人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。

Wikipediaより引用

そもそも人は変化を嫌う。
今日、昨日と同じことをしていれば、今日何事も起こらない可能性が高い。
明日、今日と同じことをしていれば、明日何事も起こらない可能性が高い。

実際にはそんなことはないのだが、
変化するリスクと比べれば現状維持の方がリスクが少ないと思うもの。

リスクヘッジのイメージ画像

そうなると、外部から何かプラス要素を加えられた分を外に追い出してしまわないといつもと変わってしまうのだ。

自己満足の話でしかないのだが、
結果として釣り合いを取ろうとしてお返しをすることになる。

例として、試食コーナーで試食した際の購買意欲向上が挙げられる。

試食コーナーのイメージ画像

基本的にはもらったのだから買ってもいいかなとなる。
※ もちろんそうでない人も一定数いるが。

太古の昔、協力して獲物を獲得していた時代から、食料を貯蓄する時代へと移り変わった。
現代においては、ランチミーティングという言葉がある。

食べ物は常に仲間意識を生み出す。
何かを食べる動作は無防備な姿を晒していることに他ならない。
施し、食べてもらうことで親近感を生み出すことが出来るのだ。

また、返報性の原理に関して、男女関係なく作用するので恋愛にも用いることが出来る。

恋愛のイメージ画像

試食の件に関してはマーケティング関連の話であるが、
基本的にマーケティングで通用する考え方は男女間の恋愛にも応用することができる。

理由は、需要と供給の関係にあり、自分という商品の売り込み方が上手い人は男女関係なく人間としてモテるからだ。

人間は単純なヒトであると同時に思慮深い人であるのだなと実感させられる。

  • この記事を書いた人

もっちー(or セヤ)

明治大学 政治経済学部 経済学科 中退 ▶ HSPのシステムエンジニア ▶ 27年間ずっと嫌がらせに遭い続ける ▶ 取り柄:諦めの悪さ ▶ 趣味:チェス ▶ 夢:当たり前のはずだった幸せを享受すること

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