本連載は「売れるコピーライティング単語帖」読んで学んだことの備忘録である。
売ることは、とても誇り高い行為だ。
なぜなら、その本質は……、
自分の「才能」を役立てながら、他人の「問題」を解決することだからだ。「売れるコピーライティング単語帖」24ページより
本書によると、「問題」とはすなわち「痛み」である。
ただ一方的に「この商品は凄いんですよ!」と押し売りをしても、
「あっそ」で終わってしまう。
「一方的な押し売り」を相手の立場で考えると、
「理解してくれない他人」が自慢しているに過ぎない。
自分の「商品」や「出来ること」が、
相手の「痛み」とどう関係があるかを考える必要がある。
その上で、「その痛み私なら解決出来るかもしれません!」と
味方になって解決策を提示することで「希望の光」となることを目指す。
「いや、私は相手のことを考えて商品を売っています!」という方もいるかもしれない。
しかし、相手がそう思わなけば絶対に伝わらない。
「ただの押し売り」としか思われないのである。
ちょうど、知らない言語で他の人が何かを必死に伝えようとしている状態と全く同じだ。
たとえ「銃を持った奴がこっちに来るぞ!」と危険を知らせてくれていても、
伝わっていなければ危機感を覚えることは出来ない。
本当に相手を救いたいと考えているのなら、相手の「痛み」を第一に考え、
自分が多少の痛みを我慢してでもコピーライティングを習得すべきだ。
己の必死な「発信」が一人でも多くの誰かを救うことになるかもしれないのだから。
次回は「A:Affinity(親近)」についてまとめる。