本連載は「売れるコピーライティング単語帖」読んで学んだことの備忘録である。
稼ぐコピーライティングは、流麗な文章を書く技術というよりも、
むしろスピード感あふれる映画のシナリオを書く技術に近い。「何を、どう言うか?」という文章力よりも、
「どの順番で言うか?」という構成力が勝負なのだ。「売れるコピーライティング単語帖」106ページより
要するに、より重要なのは「言葉を選ぶ作業」ではなく「伝える順番」ということである。
内容が同じでも、伝える順番によって相手が持つ関心の度合いも変わってくるのだ。
ここまでのステップで、
1. 「痛み」を抱えている人を対象にして、呼びかけを行う
2. あなたの「味方」です!と歩み寄る
ところまで行った。
今回のステップでは、
3. 「希望の光」を提示する
必要がある。
ただし、注意すべきことがある。
それは、「希望の光」が「商品」そのものです!とすべきではないということ。
自分がコピーライティングの技術で売り出そうとしている商品は「希望の光」であるので、
お客さんに少しでも多くのメリットを!と考えていることだろう。
しかし、器用貧乏は刺さらない。
色々なメリットがあるんです!としてしまうが故に、「焦点」がズレてしまう。
ズレてしまっては、お客さんの集中力も途切れてしまって、面倒くさく感じてしまう。
人間が新しいことを始めようとする場合、かなりの負担がかかる。
基本的に省エネになるように出来ている。
だからこそ、「慣れ」という言葉が存在する。
更に言えば、「無意識」という言葉もある。
よって、このステップでは「商品の凄さ」を押し売りをするのではなく、
「選択肢の提案」をするべきなのである。
世の中にはこういった選択肢が存在して、
それを実現出来るのがこの商品なんですというように。
次回は「O:Offer(提案)」についてまとめる。