おはこんばんにちは!
セヤ(SE屋)です。
今回は、SESが抱える辛さと闇の「孤独」の実態に迫ります。
今回のワンポイント
SESのテレワークってどうなってるの?
そもそもテレワークをご存じでしょうか?
テレワークとは以下の2つを合わせた造語です。
・tele:離れたところ
・work:働く
つまり、「離れたところで働く」ことがテレワークとなります。
SESにおけるテレワークは絶望的と考えた方が良さそうです。
理由として、常に会社に抱えているSE(=社内SE)が存在しない。
または、足りないからSESを活用して外部から来てもらうわけです。
日本は「年功序列」の「根性論」を捨てきれていません。
お願いしたことをちゃんとやってくれればOK(=成果主義)という考えは持ち合わせていません。
理由はいくつかあると思うのですが、私が個人的に感じていることは、
既に年功序列で上にいる人が、保身の為にあえて脱却させないようにしているのではないかと。
実力社会にしてしまうと、それこそ足の引っ張り合いになります。
おあいにく様、日本は既に足の引っ張り合いが好きなので、あまり関係ないです。おっと、誰か来たようだ。
常にタスクの進み具合(=進捗状況)を把握できる訳ではないので、
「信頼関係」が必要になります。
この人なら監視していなくてもタスクをこなしてくれるだろうと。
社内SEは自社の人間なので、多少なりとも信頼関係が築けているはずです。
しかし、SESなどで外部から要請した人間は信頼関係が築かれる前にいなくなる場合が多いです。
そんな中、成果主義という考え方すら持ち合わせていないとなると…。
フリーランスですら難しいテレワークという選択肢が、どうしてSESに回ってきましょう。
というのが、筆者の見解になります。
どんなところが闇なの?
- 現場ガチャ
- 指揮命令権
- 孤独 ← 今回はこれ
- 人間関係
- キャリア形成
皆さんはSEにどんなイメージをお持ちでしょうか。
地味で根暗?一日中パソコンと会話している?独り言ばかり言っている?
確かに間違っていません!
しかし、誰でもこういった側面をお持ちのはずです。
画面に向かって黙々と作業をしていることが多い為に強調されているだけです。
会話・通話・メール etc...
どのような手段であれ、自己完結するような業務はありません。
自分ひとりで企画・設計・製造・テストまで行ったとしても、
使ってくれる人がいなければ成り立ちません。
このような視点から考えた時、全ての職業においてどこかで他者との繋がりがあります。
どうしても他者との関わりを避けたいと思うのであれば、
「直接」を避けて「間接」ということになります。
そうなると、今回のワンポイントで紹介したテレワークが選択肢となります。
しかし、現場との信頼関係の都合上、難しいです。
仮にテレワークが出来たとしても、
人と会わない孤独に耐えられなければなりません。
一番良いのはテレワークをする日を選べることですが、
柔軟な対応をSESなどで外部から来た人間(=傭兵)に優先的に行うとは考えられません。
要は、信用されていないのです。
やっと信頼を築けたと思ったら、
現場を変える為に退場(=現場を後にする)なんてこともよくあります。
ここまでは、現場での孤独感の話でした。
では、身近な人間(=自社の同僚)とはどうでしょうか。
筆者のケースだと、自社から同僚と共にアサインするケースはほとんどありませんでした。
※ 筆者はSES歴3年で6現場を経験済
現場で成果を挙げた際、君の所から人呼べない?という話はありました。
建前としては、たまたま同じ現場に同僚が入ってくるという感じです。
月に一度、自社にて「社員会」(← 行われる日を帰社日と言う)がある会社もあります。
しかし、以下の問題点があります。
・そもそも、現場での退勤後の時間に開催される。
※ 現場を午後に早退して開催するなど、そうでない会社もあります。
・出向いたところで、特に生産性のある話がなされる訳でもない。
こういうところから、社員会に出席する意義を見出せなくなる人もいます。
そうなると、SESでよく言われる「帰属意識(自社の一員)」に疑問を呈することとなります。
結果として、自分と自分の実力のみが武器だと言ってのけるような、
「パワープレイ日本代表」の肩書でも持っておられる方でもない限り、
このままでいいのかなと不安を覚えることになります。
以上が、「孤独」の実態になります。
次回は、「人間関係」に迫ります。